鍵をどこかに置き忘れてしまったり、子どもに鍵を持たせていたがなくしてしまった、といった事例はよくあります。
そこで今回は、賃貸物件の鍵を紛失した場合の対応と業者に鍵を開けてもらう費用と時間、退去時にどうなるのかを解説します。
賃貸物件に住んでいる方で鍵を紛失してしまった方は記事を参考にしてみてください。
賃貸物件で鍵を紛失してしまったときの対応とは?
まずは思い当たる場所や心当たりのあるところなどを探してみて、見つからなければ警察に遺失届を出しましょう。
あわせて大家さんまたは管理会社へ連絡をして、鍵を紛失したことの報告と、解錠を依頼する指定の業者があるかの確認をしましょう。
賃貸物件はあくまでも借りているもので、所有権は大家さんまたは管理会社にありますので、勝手に業者を呼んでしまうと後々問題になるケースもあります。
ただし、掃除をしていて失くしたなど家のなかにあることが明確な場合は、1〜2週間を目安にスペアキーなどで対応しましょう。
賃貸物件で鍵を紛失した際の開けてもらう費用はいくら?
鍵を開けてもらう場合の費用は5千円〜8千円ほどが目安です。
ただし鍵の種類や依頼する業者により異なるため、8千円以上の場合もあるでしょう。
なかでもディンプルキーと言われる防犯性が高いタイプは技術が必要なため、費用が高額になる傾向があります。
また、特別な工具や鍵を壊さなければならないケースもあります。
作業時間は、一般的な鍵であれば15分ほどで開けられます。
なお、鍵の紛失は借主の責任となり、自己負担が必要なため注意しましょう。
賃貸物件の退去時に鍵を紛失した場合の鍵交換費用について
一般的な賃貸物件は借主が変わるときに鍵を交換していますが、その費用については物件によって、大家さんまたは管理会社が負担している場合と借主が負担しているの場合があります。
そのため、借主が入居時に負担している場合は負担なしとなることが多いでしょう。
ただし、悪用されるリスクがあるため、鍵交換費用を請求される可能性も考えられます。
なお、賃貸借契約書では鍵を紛失した場合、損害賠償金や交換費用の設定がされているのが一般的です。
まずは、退去時に賃貸借契約書を確認してみましょう。