賃貸物件に住んでいて、ゴキブリやムカデ、ハエ、などの害虫に遭遇することがあります。
虫の苦手な方にとっては大きな問題ですが、害虫駆除することで虫のいない適切な環境を保つことはできます。
そこで今回は、害虫が発生する原因や害虫駆除する場合の費用負担などについて解説します。
賃貸物件での害虫駆除①害虫が発生する原因とは?
賃貸物件に害虫が侵入する主な原因についてご紹介します。
●建物が古い
●水回りの配管つまりがある
●前の入居者の使い方が不適切だった
建物が老朽化すると隙間ができやすくなり、そこから害虫が入ってくることがあります。
また、水道の配管には排水トラップが取り付けられていますが、劣化や詰まりによって機能していない場合、排水管から害虫が入り込むことがあります。
前の入居者が油汚れを残したまま退去し、ハウスクリーニングがきちんとおこなわれていなかった場合なども、害虫が発生する原因となります。
賃貸物件での害虫駆除②費用の負担
害虫が発生する理由はさまざまですが、隙間から虫が入ったくらいでは大家さんに駆除費用を請求することはできません。
しかし「網戸が入居時から壊れていて害虫が大量に入ってきた」「雨漏りによってシロアリが発生した」場合などは、建物管理に不具合があったとして、大家さんに駆除費用を請求できるケースもあります。
また 配管の不具合が原因で発生した害虫の駆除費用については、配管の補修とともに大家さん側で負担する可能性が高いでしょう。
とはいえ、大家さん側の過失とはっきり認められないケースもあり、必ずしも害虫駆除費用を負担してもらえるとは限りません。
ただし、入居者に過失はなく、そのまま住み続けることが困難なレベルで害虫被害が発生したときは、引っ越し費用などを負担してもらえることもあるので、引っ越す前に大家さん側に相談するのもおすすめです。
賃貸物件での害虫駆除③階層と害虫の関係
虫は地面に近く、湿気の多い1~2階の部屋に発生しやすい傾向があります。
しかし、飛んだり壁を伝って歩く虫もいるため、高い階層だからといって虫がいないわけでもありません。
とはいえ、1~2階の部屋にくらべて、階層が高い部屋のほうが虫は少ないようです。
6階以上であればゴキブリはたまに見かけても、蚊などの小さな虫は侵入しにくいという声もあります。
ただし、近くに飲食店やコンビニ、川、公園などがあると、どうしても虫が集まりやすくなります。